TOS

site : Gunma
architect : SOUP DESIGN Architecture
project architect : Nobuaki Doi, Kenichiro Jinbo
structural architect : Eisuke Mitsuda
purpose : Station
site area : 865.34 sqm
foot print : 685.62 sqm
total floor area : 342.10 sqm
stories : 2F
structure : PC+W
completion : competition
 
 

 

 

 

 

 
 
おおらかで大きな構造
奥行が9m長さ90mと細長い形状の建物となるため、外周部に列柱面や壁面を設けた場合、構面がつくりだす駅舎の中/外という圧迫感のある空間体験になります。奥行9mは大人の歩幅で約20歩と短いこともあり、街からつづく地面の連続を保持する空間体験が必要になります。外周部を構造から開放する、おおらかで大きな構造を目指します。
 
2方向に展開する架構ユニット
8.9m四方の大きさを単位として、PC(プレキャストコンクリート)架構ユニットを90度回転させながら全体をつくる構造として計画します。それぞれのユニットを緊結仕口で一体化させながら、駅舎全体で安定した構造フレームを形成します。PCは端部架構と中間部はさみ架構の2種類の材で計画し施工精度・コスト・工期などの合理性を追求します。
 
ウラのない柔軟な平面
架構ユニット中央付近に柱ユニットを集中させ、外周部に柱や壁が現れない構造とします。構造形式に強く拘束されることなく、利用状況や内部機能にあわせた、柔軟な平面計画が可能になります。間仕切部材の構成要素は、PC架構の方向性や形状などを最大限利用しながら、壁/ガラスを選択配置することが可能です。利用者の目的に応じて、どの壁面もオモテになりえるような状態をつくります。